こんにちは、モニプラ運営事務局の春日です。
今回は、SMMLabの運営母体であるアライドアーキテクツが提供する、Facebookキャンペーンアプリ「モニプラ」で、2011年に開催された全333件のFacebookキャンペーン実施データから、ユーザーに支持される「キャンペーン」のポイントを考えてみたいと思います。
■レポート概要
期間:2011年5月11日(サービス開始)〜 2011年12月19日
(※現在開催中のキャンペーンも含む)
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●開催キャンペーン数:333件
●ユーザー数:約72, 000人
●累計 参加数 : 238, 069件
●1キャンペーンあたり平均参加者数 : 715名
●累計 総当選数 : 52, 088件
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あなたがFacebookキャンペーンを開催する目的は何ですか?
いいね!を増やしたい、ファンから意見を集めたい等、ページの成熟度やファンとのコミュニケーション度によって異なるかと思います。Facebookキャンペーンアプリ「モニプラ」では、目的に応じてアンケートや人気投票、作文コンテストなど7つのキャンペーン形式を選択することが出来ますが、今年企業に一番利用されたのはどんなタイプのキャンペーンだったのでしょうか?
■企業のマーケティングニーズに合致し、ユーザーも参加しやすい
アンケートキャンペーンが人気
企業のマーケティングニーズに合い、またユーザーにとっても気軽に参加ができる
「アンケート」キャンペーンの開催が全体の約3割を占めました。
アンケートで得られた情報を、Facebookページや自社WEBサイトのコンテンツとして二次利用するなど、一時的な「いいね!」の獲得だけでないキャンペーンを目的とした企業に多く利用されていました。
次いで人気があったのは、ファンとのエンゲージメント率向上とページの活性化が期待出来る「フォトコンテスト」です。以前本ブログでも紹介したように、あるフォトコンテストでは、参加者が何度もキャンペーンページを訪れ、友人に投票を呼びかけるシェアを多数発生させており、PVの8割以上がソーシャルメディアから流入していると推測されています。
参考記事
【Facebookプロモーション最新事例】「いいね!な写真大募集」フォトコンテスト
また、より多くの方がページを訪問する「懸賞プレゼント」も人気です。ユーザーは登録をするだけで参加が完了となるため参加率が高く、多くの参加者・「いいね!」を集めるのに最適なキャンペーン形式であると言えます。
■1, 000名以上の参加を集めたキャンペーンは全体の17%
1キャンペーンあたりの平均参加者数は715名ですが、全キャンペーンのうち17%にあたる58件は1, 000名以上の参加者を集めることが出来ました。
なお、アンケート形式、懸賞プレゼント形式で開催されたキャンペーンに限ると、それぞれ28%が1, 000名以上の参加者を獲得しています。
Facebookページの立ち上げ期には、気軽に参加出来るアンケートや懸賞プレゼントでファンを獲得し、その後、ファンとともに楽しむコンテンツとしてカキコミやフォトコンテストを開催するなど、Facebookページの成長ステージにあわせて、キャンペーンのタイプを使い分けることが重要です。
■1〜10名の少人数当選キャンペーンが多い
当選数の多いキャンペーンを行わないと、応募が集まらないのではないかと思っていませんか?
しかし、モニプラで開催されたキャンペーンの7割は、実は当選数が10名以下のキャンペーンでした。
また、参加者数の多い上位50キャンペーンのみを抽出したところ、当選数の設定が二極化していることがわかりました。
より多くの参加者を集めるには、賞品を1名〜10名、もしくは100名以上にプレゼントするキャンペーンが効果的なようです。
■アルコール飲料・家電のプレゼントが人気
多くのユーザーに参加してもらうには、自社の顧客層とFacebookのユーザー層とのマッチングや、参加モチベーションを喚起する内容と賞品の関連性も重要になります。
参加者数上位50キャンペーンの当選賞品を見てみると、年齢層の高いFacebookユーザーには、ビールや焼酎、ウィスキーのプレゼントが人気で、多くの応募者を集めました。また、今年話題となった美容家電や掃除機、マッサージ機なども人気がありました。
また、上位50キャンペーンの主催企業は、メーカーやサービス提供会社が多かったため、65%のキャンペーンは自社商品を当選賞品として提供していました。キャンペーンではシェアやいいね!等、参加者のアクションが友人のニュースフィードにも表示されるので、より多くの人に商品名を露出する良い機会となり、自社商品の認知度アップを目的としたキャンペーンに適していると考えられます。
Facebookでのマーケティング活動はまず、ファンを集めなくては始まりません。その点で「キャンペーン」は大変効果のある施策と言えますが、単に「いいね!」を増やすだけで終わらないようにするには、形式・内容・賞品に工夫が必要である事がお分かりいただけたのではないでしょうか。
実際、調査対象となった333件のキャンペーンからは、短期間に1万人以上のファンを集め、その後も2〜3%という高いエンゲージメント率を維持しているFacebookページが多数生まれています。今回ご紹介したポイントを踏まえて、新規ファンの獲得だけでなくアクティブユーザーを増やし、エンゲージメントを高めるきっかけになるような「キャンペーン」を考えてみてください。
■参考記事
・【Facebookプロモーション最新事例】「いいね!な写真大募集」フォトコンテスト
・Facebookプロモーションと好相性!フォトコンテスト
~成功させるための7つのポイント~
・ビジネス用Facebookページを始める前に必ず確認しておきたい!
Facebookに特有な3つのこと
・【アンケート調査結果大公開!】ユーザーは企業のFBページをどう見ている?
~Facebookユーザーの企業・ブランドFacebookページ利用実態調査~
■ガイドラインに準拠したFacebookキャンペーンが簡単に開催出来る!
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http://fan-app.monipla.jp/
■Facebookで開催中の注目キャンペーン
333件の実施データから分かったFacebookキャンペーンを成功させる3つのポイント
2011.12.22
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