はじめまして、モニプラ運営事務局の春日です。
今回は、SMMLabの運営母体であるアライドアーキテクツが提供するFacebookキャンペーンアプリ「モニプラ」のユーザーコミュニティを担当している私から、Facebookプロモーション事例をご紹介します。開催後、当選者の実に75%が実際にコンビニ店舗に足を運んだ「日本最大規模のO2O※キャンペーン」から得られる示唆を、ぜひ今後のキャンペーン開催の参考になさってください。
※O2O(Online to Offline)とは、ネット上の情報や活動が実店舗での購買行動に影響すること。また、実店舗での購入につなげるためにネット上で行われる、販売促進やマーケティングなどの活動。
先日、Famiポートクーポン様Facebookページにて、コンビニ引き取り型サンプリングキャンペーンがスタートしました。
http://fbapp.monipla.jp/campaign/detail/405/
http://fbapp.monipla.jp/campaign/detail/406/
抽選で10, 000名様にアルコール飲料500mlを6缶パックでプレゼントする本キャンペーンには、既に延べ15, 000名の方にご応募いただいており、コンビニエンスストアに設置されているマルチメディア端末を利用した店舗引換型のサンプリングキャンペーンにFacebookページを利用する、O2O(Online to Offline)的取り組みとして、ソーシャルメディア上で話題となっています。
今回は、このサービスのテストマーケティングとして、今年8月にモニプラ運営事務局にて開催した、同様のFacebookキャンペーンのユーザー参加データを元に、Facebook上でO2O(Online to Offline)を意識したサンプリングキャンペーンを開催する5つの<メリット>についてご紹介したいと思います。
※現在開催中のキャンペーンは、商品の引き換え先であるFamiポートクーポン様Facebookページにて行っております。
■キャンペーンの概要と結果
8月18日~8月30日、アルコール飲料の10, 000人サンプリングを、弊社のFacebookキャンペーンアプリであるモニプラファンアプリを利用し、モニプラ運営事務局で開催しました。応募時に簡単なアンケートに回答いただいた方より抽選で10, 000名様に、アルコール飲料2缶パックのコンビニ引き換えIDを配布するというものでした。
http://fbapp.monipla.jp/campaign/detail/127/
10, 000名の当選数に対し12, 000名近い応募者を集め、期間中、主催であるモニプラ運営事務局のFacebookページのファン数(いいね!数)も約20, 000人増となるなど大きな反響を呼びました。そして、本キャンペーンの当選者の実に75%が、配布された固有IDを用いて実際にコンビニに来店し、商品の受け取りました。Facebookページ上で開催されたO2O(Online to Offline)キャンペーンとしてここまで大規模なものは、国内事例として初めてではないでしょうか。
【1】7, 500人の当選者が店舗に来店
応募・当選を経て、7, 500名の当選者が、実際に店舗に来店し棚から該当の商品を探してレジで引き換えるといった、実際の購買に近い体験によって商品を手にしました。通常のサンプリングプロモーションとは異なり、受け取り方法として購買に近い体験を当選者に与えることで、「ついで買い」・「リピート買い」といった副次的な購買行動も誘発する仕組みとなっています。
また、当選メール・マイページにて連絡された個別の引き換えIDを用いて、実際の店舗にてプレゼント商品と交換をしていただく形式を採用することで、主催企業側の配送コストを削減することに成功しています。
さらに、Facebook上のキャンペーンの利点として、キャンペーンの参加者情報を蓄積できることが挙げられます。継続的なキャンペーンの開催によって、参加時のアンケート情報・コンビニでの引き換え状況・購買情報を紐づけることができるようになれば、今後のマーケティング活動に大きなメリットとなるのではないでしょうか。
【2】70%の参加者が友人に向けてキャンペーン情報を共有
一商品あたりの単価は小さいものの、話題の商品をFacebook内のアプリを利用して無料で受け取れるという目新しさと1万人という当選数の多さから、ユーザーが直感的なメリットを感じやすく、友人に勧めやすい情報として認知されたため、このキャンペーン情報は7割の参加者にシェアされました。
また、氏名・住所など商品の配送に必要な個人情報を入力・送信することなく、Facebookに登録しているメールアドレスをアプリに許可するだけで応募出来たという手軽さも、友人にすすめたくなる要因の一つとなったのではないでしょうか。
【3】キャンペーンのエンゲージメント期間が長い(参加~当選~受取)
キャンペーンの参加から商品の受け取りまでの、ステップごとに簡単に「シェア」出来る仕組みを用意したことで、合計約35, 000回のユーザーアクションがFacebook上で発生しました※1。特に当選メールが配信された直後のウォール投稿に対しては、2日間でいいね!800件、コメント700件、ページへのカキコミ80件の反応がありました。参加したタイミングのみならず、当選・受け取りまでユーザーの関心を持続させることで、Facebookページをつながりの場として機能させることが出来ました。
※1 今回のキャンペーンで発生したFacebook上のユーザーアクションをURLから計測した合計数
【4】350万回のキャンペーン・商品名・企業名露出が発生
キャンペーンのいいね・参加時のシェア・当選時のシェアやコメントなどの直接的なユーザーアクションは合計約35, 000回でしたが、国内Facebookユーザーの友達数は平均108人と言われており、ユーザーアクションによるポストは、自身のウォールだけでなく彼らの友人のニュースフィードにも表示されたため、キャンペーン・商品名・企業名は約350万回露出されたことが想定されます。国内のFacebookユーザーが約500万人と言われる状況での約350万露出は、かなりの広い範囲にリーチしたと考えられます。
【5】ページのエッジランクが上昇
街頭やWEBなどの一時的なサンプリングキャンペーンと異なり、ストック型であるFacebookページ上でキャンペーンを開催することで、その後も持続的なつながりを持つことが出来る、反応率の良い「ファン」の獲得に貢献することができました。また、当選者数が多かったため、当選の喜びが多数のいいね!・コメントとしてウォール、キャンペーンページに投稿され、エッジランクを高めることに繋がったと考えられます。より多くのファンに当選の体験・魅力的な商品を提供ができるプレゼントキャンペーンの開催は、エッジランクの向上にも役立つ施策であると言えるでしょう。
大規模なサンプリングプロモーションは、新しくいいね!を獲得するだけでなく、既存ファンの参加意識や満足度を高めることが出来、シェアによる露出増やエッジランクの上昇などの付加価値を与えることも出来ることがお分かりいただけましたでしょうか?
尚、以前こちらの記事でもご紹介しました通り、Facebookでのプロモーションを行う際は、Facebookプロモーションガイドラインに十分留意する必要があります。モニプラファンアプリは、プロモーションガイドラインに抵触することなく、安全に各種キャンペーンが開催出来るプロモーションツールです。今回ご紹介したようなサンプリングキャンペーンも管理画面から開催できる機能を備えていますので、ご興味をお持ちいただいた方はぜひ一度お問い合わせください。→http://fan-app.monipla.jp/contact/
■参考リンク
アライドアーキテクツ株式会社
ニュースリリース
「Facebookページでコンビニ引換型サンプリングを行うパッケージプランの提供を開始」
http://www.aainc.co.jp/news-release/2011/00240.html
モニプラファンアプリの詳細
http://fan-app.monipla.jp/
各メーカー様Facebookページでのサンプリングキャンペーンの
開催相談も受け付けております!お問い合わせはこちらから
http://fan-app.monipla.jp/contact/
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2011.11.30
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