こんにちは、SMMLabの瀬戸口です。
あなたは最近、WEBで買い物をしましたか?僕は先日、Apple元CEOスティーブ・ジョブズの追悼式ビデオを見て、クックCEOのスピーチとColdplayのライブに感動してしまい、気づいたらiTunesでColdplayのアルバムを購入していました。
このようにWEB上での消費行動は、なにかしら購入経路への入口となる“きっかけ”が存在します。例えばColdplayのアルバムなら元々彼らのファンであるということ以外にも、Facebookで誰かが勧めているのを見た、僕のようにたまたまTwitterで知った追悼式からたどり着いた、純粋にiTunesのレビューを見たなど、様々な“きっかけ”が考えられます。もちろん、後日「そういえば誰かが追悼式の話をしてたな」と思い出してグーグルで検索する人もいるでしょう。その中でみなさんが気になるのはやはり、ソーシャルメディアが“きっかけ”となるケースについてではないでしょうか?
「今日何を食べるか」から「どこに旅行にいくか」まで、現在、ソーシャルメディアのクチコミは消費者の様々な行動に影響を及ぼしていると言われています。では、ソーシャルメディアではどんな人がどんな情報を共有しているのでしょうか?クチコミの源となる“情報共有”について理解するために、今回は、Mashableに掲載され、5, 000以上もリツイートされている、ソーシャルメディアを活用する消費者の共有行動に関するインフォグラフィックをご紹介します。
ソーシャル消費者(Social Consumer)の行動パターンを理解するため、1, 500人のアメリカ人を対象に、2つのプロダクトとサービスに関してどのようにその製品にたどり着いたのかを調査しました。
ソーシャル消費者の、
・53%はFacebookでブランドと関わる
・40%はFacebookで製品に「いいね!」する
・20%はFacebookで少なくとも週に一度ブランドを発見する
・42%はブランドや製品に関してオンラインでコメントを書く
・33%はオンライン上でレビューを書く
ソーシャル消費者にとって
高関与型製品とは
・あまり頻繁に購入しないもの
・より手が込んでいるもの
・本質的に高価なもの
・買い物前の調査に時間と努力を要するもの
低関与型製品とは
・日常的に購入するもの
・あまりお金がかからないもの
・購入前に考える手間暇がかからないもの
共有頻度の高い人は平均より3倍多く製品を他者に薦める。
共有頻度の高い人の特徴
・オンライン消費者の20%
・若い人
・低関与型製品をよく調べる
・製品をオススメする
・ブランドに対して忠誠心あり
・インターネットデバイスを複数持つ
共有頻度の低い人の特徴
・オンライン消費者の80%
・共有頻度の高い人に比べると少し年配ぎみ
・高関与型製品をよく調べる
・ブランドイメージより質を重視
・ブランドを変えることを厭わない
・製品をよく調べてから買うことが多い
ソーシャル消費者に影響を及ぼすのは何でしょう?
左から、
EARNED
・格付け及びレビューサイト
・ニュース記事
・クチコミ
・ブログ記事
OWNED
・ブランドサイト
・Twitter
・Facebook
・YouTube
SEARCH
・検索キーワード広告
・自然発生的検索
影響力のあるオンラインチャネル
・Facebookが最も影響を及ぼすのはベビーブランド
・YouTubeが最も影響を及ぼすのは音楽
・レビューサイトが最も影響を及ぼすのは電子機器
オンラインでの接触後の行動
31%が購入
20%がオススメ
9%がリピート訪問
8%が注目度アップ
3%が印象転換
3%がコンタクトをオススメ
26%は無行動
今日のソーシャル消費者は、頻繁にシェアする人とそうでない人の二種類に分類することができるようです。共有頻度の高い人は、一般の人の3倍誰かにオススメし影響を与えてくれる、ブランドにとってとても価値のある存在と言えます。このインフォグラフィックをヒントに、共有頻度の高いソーシャル消費者との接点が効果的に作れているか、今一度見直してみてはいかがでしょうか?
■参照元記事
・Social Consumers and the Science of Sharing [INFOGRAPHIC]
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