こんにちは、SMMLab研究員の小川です。
今回は、Facebookページの名前の付け方について、そのルール・注意点と、テクニックをご紹介します。Facebookページ名は、今後運営をしていくにあたり、ずっとついて回るもの。
ぜひ参考にしていただき、ベストなネーミングを考えましょう。
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まずは、ルールからご紹介します。
1.Facebookページ名はファン数(いいね!数)100名を超えると変更できない
⇒ファン数200名未満まではFacebookページ名が変更できるようになりました!(詳細、以下追記ご参照)
Facebookページを作成するときに、初期設定画面で最初に入れるのがFacebookの「名前」。この名前ですが、当初初期設定時に仮で入力しておき、後から変更することも可能ですが、ファン数(いいね!数)が100名を超えると変更できなくなりますので注意が必要です。
(100名までは、画面の該当箇所が白抜きになっており、いつでも編集できますが、100名を超えるとグレーアウトし、編集ができなくなります)
ちなみに、当ブログと連動しているFBページ「ソーシャルメディアマーケティングラボ」も、ページ目的の拡張により、FBページ名を変更することになったのですが、その時点ですでにファン数が100を越えていたため、やむを得ずページを新規開設、旧ページから引越しせざるを得なくなりました。尚、引越しする際に、ファンをその前のページから自動的に連れてくることはできません。よって、1からファンを集める必要があり、せっかく積み上げてきたものがリセットされてしまうことになります(もちろん、やむを得ず引っ越すことになってしまった場合は、旧ページにて、できるだけ新ページにいいね!してもらえるように呼びかけましょう。)
(*)2012年5月29日追記
Facebookページ名は、ページのファン数が200未満までは変更ができるようになりました。SMM Labがいいね数100以上200未満のFacebookページで試してみたところ、管理者用パネル→Facebookページを編集→基本データの「名前」フィールドが編集可能になっていることを確認しました。
2.Facebookページ名に、「Facebook」を入れることは禁止されている
Facebookページ名を考える際に、すぐに思いつくのが、『商品名+Facebookページ』にて名前をつけるということ。
たとえば、弊社で提供している「モニプラ」というサービスを例に取ると、ついつい『モニプラ公式Facebookページ』という名前をつけてしまいそうになります。しかし、これはFacebook側から明確に禁止されていますので注意が必要です。(Facebookブランド情報センターページに、「あなたの名前と弊社の名称を組み合わせることはできません。」と明確に記されています。)
Facebook ブランド情報センター
3.25名を超えたら独自ドメイン(ユーザーネーム)が取得できる
⇒25名を超えなくても独自ドメインは変更できるように!(詳細、以下追記ご参照)
FacebookのURLは、当初Facebook側から自動的に割り当てられた長いURLが設定されていますが、ファン数25名を超えると、独自のドメイン(ユーザーネーム)が取得できるようになります。独自ドメイン(ユーザーネーム)が取得できると、会社名や、商品名・サービス名をURLに入れることができるようになり、名刺に入れたり、資料に入れたり、宣伝しやすくなります。
Facebookページを開設したら、まずは友達を中心にファンを25名集め、独自ドメイン(ユーザーネーム)の取得を行いましょう。
下記のURLから独自ドメイン(ユーザーネーム)の設定ができます。
http://www.facebook.com/username/
尚、こちらの独自ドメイン(ユーザーネーム)のURL設定時にも、先に書いたFacebookネーミングルールが適用されますので注意が必要です。
その他にも、
・一般的な単語をユーザーネームに使用することはできない
・氏名や会社名等に一致するか、なるべく近いユーザーネームを選択することをおすすめする
等、Facebookとしてのルール(推奨も含めて)が存在します。
以下のページに詳しく記されていますので、一読をオススメします。
Facebook help center ユーザーネーム:Facebookページ
(*)2011年9月18日追記
Facebookでの正式なアナウンスはありませんが、2011年9月16日頃より、ファンを25名集めなくても独自ドメインが取得できるようになったようです。実際に、SMM Labでも未公開のページをつくり試してみたところ、「基本データ」に「このページのユーザーネームを作成しますか? 詳しくはこちら」という案内が出るようになりました。尚、変更できるのは1回だけで、かつ1つ目のFacebookページのみとのことです。Facebookページが急増し、独自ドメインがとりにくくなっていますが、今回の変更により、さらにそれが加速することが考えられます。今後自社Facebookページを開設する予定がある方は、社名、ブランド名等、早めにURLを押さえたほうがよいでしょう。
参考URL: Social Media Experience 『25人集めなくてもFacebookページURLが変更可能に!』(2011/9/16)
次に、ルールを守った上で、いかによりファンに認知されやすいFacebookページ名をつけるかについて、考えてみます。
4.ファンにどのように検索されるかを考えてネーミングを決定しよう
ファンはどのようにしてあなたのページを知るでしょうか?以下4つに分けてみます。
1.企業のホームページ(ウェブサイト)やメール、資料、名刺等でURLを知り、リンクから飛んでくる、もしくはURL欄に直接アドレスを入力する場合。
こちらの対策としては、上記記載の独自ドメインの設定が重要です。できるだけ短く、わかりやすい独自ドメインを心がけましょう。
2.検索エンジン(Google, Yahoo等)で、キーワードを入力して検索してくる場合。
3.Facebookの検索窓にキーワードを打ち込み、検索してくる場合。
ユーザがあなたのページをどのようなキーワードで検索するか、また、検索されたいかを考えましょう。Facebook検索窓に、思いつくキーワードを打ち込んでみると、驚くほど既に似た名前のページが存在することに気がつくはずです。他と混同されないよう、分かりやすい名前を心がける必要があります。
また、SMO(ソーシャルメディア最適化)の観点から、自社で運営している他メディアとの相関、表記の統一などにも注意します。
尚、海外ユーザも取り込みたい場合、Facebookページ名に英語表記も併記します。ソーシャルメディアマーケティングラボ(Social Media Marketing Lab.)のように、日本語と英語を括弧書きを使って併記するのも一つの方法です。
SEOについては、下記のページに分かりやすくまとめられていましたのでご参照ください。
Facenavi Facebookページ公式SEOマニュアル
4.友達の「いいね!」や、リンクのウォールへの投稿で知る場合。
「いいね!」やリンク投稿された際に、どのような名前で表示されたら、その友達にまで影響が波及しやすいかを考えましょう。
尚、こちらはOGP設定とも関わってきますので、過去のこちらの記事もご参照ください。
ビジネス用Facebookページを始める前に必ず確認しておきたい!Facebookに特有な3つのこと(2011/8/16)
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以上、今回はFacebookページの名前の付け方について、整理してみました。
名前はFacebookページの顔となるものですので、十分に検討してつけるようにしたいですね。
■参考記事 / 参考ページ
・Facebook ブランド情報センター
・Facebook help center
・Facenavi Facebookページ公式SEOマニュアル(2011/6/9)
・ソーシャル・メディアのプロフィールにおけるブランド構築戦略(2008/10/28)
・Social Media Experience 『25人集めなくてもFacebookページURLが変更可能に!』(2011/9/16)
■ 関連する記事
・Facebookページを作っただけではできない3つのこと(2011/8/15)
・ビジネス用Facebookページを始める前に必ず確認しておきたい!Facebookに特有な3つのこと(2011/8/16)
意外と大事!Facebookページの名前のつけ方~必ず把握しておきたい4つのルールとテクニック~
2011.09.02
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